子育てをしていると毎日がめまぐるしく過ぎていきます。
そんな中で、今までの経験をもとに私が大切にしている子育ての指針についてお話したいと思います。
赤ちゃん扱い
赤ちゃんはものすごいスピードで成長していきますよね。
最初は何もできず泣いて訴えることしかできなかったのに、気づけば自分でおもちゃを取りに行ったり、自分でお水を飲んだりご飯を食べ始めます。
子供はどんどん成長して、自分でやりたい!やってみたい!と思っているのに、
親がいつまでも子供を赤ちゃん扱いして、何でもやってしまう光景を何度も見てきました。
傍から冷静に見ていると、なんでだろう?と疑問だったのですが、
自分が親になって、その気持ちがとてもよく分かりました。
赤ちゃんは手がかかるけど、それ以上に癒しがあってなんともいえない可愛さがあります。
ずっとこのままでいてくれたらいいのに…と思うこともありました。
そのような気持ちから、親は自覚無しに子供を赤ちゃん扱いしてしまうのではないかと思いました。
過保護な環境
私は妊娠中に子育てについて色んな本を読みました。
自分がどのような子育てをしていけばいいのか、分からなかったためです。
私自身、家族とはとても仲がいいのですが、ずっと過保護な家で育てられました。
家を出て初めて、自分の家が過保護な環境であり、自分自身それに甘えていたことに気づきました。
お風呂に入っている間に、母がパジャマを用意して脱衣所に置いておいてくれる。
魚は骨を取って身だけを出してくれる、苺はヘタを取ってくれる、いよかんは薄皮まで剥いてくれる。などほかにも様々です。
当時はありがたい、優しいなと思っていましたが、今振り返ると恥ずかしい気持ちになります。
自分の一番近くの環境だからこそ、冷静な目で見るのは難しいものです。
生まれた時からの環境はあたりまえだと思ってしまうので、子育ては最初からが肝心だと思いました。
両親にはとても感謝していますが、自分の子育てではその反省を生かしていきたいです。
私なりの子育ての指針
私が思う子育ての大切なところ、目指したい姿は次のとおりです。
『親は子供の足かせになってはいけない。』
『子供の前に立ちはだかる壁になってはいけない。』
我が家ではモンテッソーリ教育を取り入れた子育てをしていきたいと思っています。
- 子供が何か作業に集中しているときは、声をかけずにそっと見守る。
- 落書きなどのイタズラをしていても、すぐに注意せず少し様子を見てみる。
- 命の危険に関わること、ほかの人に危害を及ぼすことについては、迅速に対応する。
- やってはいけないことは社会のルールとして、どんな状況でもぶれることなく伝え続ける。
基本的には子供が主体の子育てです。
親が何事も押し付けないことが大切なので、つい手を差し伸べたり声をかけたくなってしまうところをグッとこらえるよう意識しています。これがなかなかムズカシイ…
例えば、習い事を決めるとき、「将来泳げるようになっておいた方が安心だから水泳を習いなさい。」とか「海外に行っても困らないように英語教室に通いなさい。」と親が子供に言うのは一番してはいけないことです。
もちろん、親は今までの人生で色んな経験をしてきたからこそ、子供の将来を心配して子供のためを想って言っている気持ちはとても分かります。
でも、忘れちゃいけないのは『子供の人生は子供のもの』ということ。
産まれた時点から、その子の人生がスタートしているのです。
特に母親は、自分が産んだ子だから一心同体だと思い、自分の所有物のように接してしまうことがありますが、そこはしっかり割り切って接する必要があります。
そのように意識した行動をすることで、子供は自分のやりたいことを思いっきり楽しんで、のびのびと成長していくのだろうなと思います。
まとめ
子育てに対する考え方や大切にしていることは、家族の数だけあるのだと思います。
今回は、私なりの子育てにおけるベースの指針についてお話しました。
バタバタな毎日でついその場の感情に任せて行動してしまいがちですが、そんな時こそちょっと立ち止まって落ち着いて子供に接していけるといいですよね。
『子供の人生は子供のもの』
『子供をよく観察し関心があることを見つけて、そっとサポートする』
シンプルですが、これが私の目指す究極の子育てです。
今後もたくさん勉強しながら、子供と一緒に私も成長していきたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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